AJ_DXFとは？JacConvert とは？

• MS-DOSという古い環境で動作します。マウス利用できず、複雑な環境設定も必要でした。
  
  
• 内部の計算処理はJacConvert に移植され今も中で動いています。
  

• 国内でシェア率の高い２つのCADソフト(AutoCADとJw_cad)データ交換を主目的に開発しています。
  
  
• AutoCADはグローバルスタンダートCADです。Jw_cadは建築系で利用率が高い無償国産CADです。
  
  
• 他CADソフトやillustratorとのデータ交換でも活用できます。
  
  
• CAD図面をPDFに変換したりEccelやPowerPointにCAD図面を劣化無く貼り付ける等もできます。
  

プログラム開発と同時並行でプロの方々からいただいた情報を元に"CADデータ交換のコツ"を文書化して添付。このドキュメント(文書)入手のためにAJ_DXFをダウンロードする方も出てきました。当時はインターネットが未熟でGoogleも存在していません。情報入手は書籍がメインでした。

AJ_DXF添付ドキュメントの存在を知る出版社からAutoCADとJw_cadのデータ交換に関わる解説本出筆の打診がきましたがお断りしてます。蓄積中のノウハウを書籍ではなくプログラムで使用するためです。

プログラムは速度より拡張性を重視して書籍同様の多項目情報を継続的に組み込むことができるプラットフォームベースとしました。

CADソフトに準じた画面表示としてCADユーザが扱いやすく同時に変換過程を画面で確認できるインターフェースを重視しました。

プログラム実行中の各画面中に多数「解説」ボタンを配置して書籍に準ずるレベルの関連情報表示を目指しています。

• JacConvert は設計業務の一部を補うプロ用ツール。
  
  
• 自分は設計最下層の立場である。プロユーザの意見を素直に聞く。
  
  
• JacConvert は職人さんが使う道具です。
  
  • 大工さんが使う道具の製作者は大工さんに意見しない。
    
  • 道具の評価はプロが長く使い続ける事。
    
  • プロ同士の良い評判で道具は広まる。自己宣伝は逆効果。
    

当時(2000年から2008年頃)は"パソコン用オンラインソフト"という分野が全盛でした。

JacConvert もこの時期に公開したオンラインソフトです。当時はスマホ・タブレットが無く個人の情報機器はパソコンのみでした。勉強・趣味・遊び・仕事でパソコンを使っていました。

インターネットは電話回線を利用したものが主流でWi-Fiなどありません。オンラインソフトはコンパクトで著作権の縛りも少なく沢山の情報誌に付録ＣＤで掲載されていました。JacConvert もピーク時(2005年頃)隔月で掲載・紹介されました。

しかしながら2010年以降はオンラインソフトの露出数が急激に減少しています。月刊専門誌CAD&CGマガジンも2009年1月発売が最終号です。今では(2024年)オンラインソフトは死語に近い状態です。

オンラインソフト衰退理由を明確にしている記事を見つけることができません。私見ですが、スマホ・タブレットが一般化したことが一因でないかと・・？


• 用途別の住み分けが始まった(業務=パソコン・私用=スマホ・タブレット)
  
  
• 大多数がスマホ・タブレット用のいわゆる"アプリ"を使いはじめ、パソコンソフトは業務用がメインとなりマーケットの縮小と業務利用に耐えるクオリティが重要になった。
  
  
• 急激なIT環境の変化の時期で無償もしくは安価なオンラインソフト作者はユーザの業務変化への対応とアフターフォローに負担がかかりバージョンアップが滞る・陳腐化・利用者減少・開発(更新)ストップ・自然消滅・・と思っています。
  
  
• 特にフリー(無償)ソフトウエアの作者はユーザからの要望・意見に応じ続けることに苦痛を感じていた作者もいらっしゃったのでは？
  

JacConvert は前身のAJ_DXFを含めると公開から26年経過(2024年現在)しています。長期間継続理由のヒントを知人から指摘受け"なるほど"と納得しています。


JacConvert は
１人副業でやってる


自分の都合で自由に作業できます。少額ですが収入が継続しています。辞めてしまうと"お小遣い"が減るので辞めずらいです。無償だったら20年前に辞めてます。